日本基金とは

日本の約70%を占める山林は、美しい空気と水と土とエネルギーを生み出してくれる生命安全装置です。里山はその恵みを受けて、食糧・エネルギーや技術・文化やコミュニティを生み出してくれます。さらに都市はその恩恵を受けて発展します。
しかし、このままでは、自ら食べ物を作り穫ることのできる人たちや自然の素材を加工したり、カタチにする技術をもった人たち、また、その多くの恵みをもたらす山や海や里山を守り育む人たちが、未来には極端に少なくなる可能性があります。
それらを、放置し手放すことは、日本人の生命安全の不安と孤独を増長させ、この国の自立のみならず、アイデンティティ崩壊と精神文化の衰退を促す要因とになります。
そのため日本基金では、中山間地域・都市部を含め自然と共存することでひとり一人が安心をベースにした幸福感をもたらす新たな社会づくり目指しています。