思想やイデオロギーとは全く関わらない、 多様な能力を持った「現場力」を、全方位につなげデザインしていくことで 新たな共生型の社会的事業を創出し、社会還元してゆく取り組みです。
日本は、その国土の約70%を山林が占め、
周りを海に囲まれたとても自然豊かな国です。
古来から日本人はその豊かな自然とともに生きるなかで、
自然(万物)に神性を見いだし、
自然(万物)を受容し、自然(万物)に感謝する
日本独自の多様な価値を認め合い尊重することのできる、
精神風土や精神文化を培ってきました。
それは脈々と継承され、現代の日本文化・技術・社会など、
あらゆる日本の根底を形成しこの国を発展させ豊かにしてきました。
しかしグローバル化した一元的価値基準の中で、
自然との関わりが少なくなった現代の暮らしでは、
山や海や里山に手をかける人が少なくなり
今まで継承されてきた、日本独自の精神風土や精神文化も
それとともに途絶え、醸成するその機会も失われつつあります。
日本基金はこの日本の生命安全装置である自然を
次世代に継承していくために、多様な現場力(資本)を結集させて、
自然と調和した日本の文化・技術・社会を国内外に伝え、
現代に合った新たなデザインで、価値化することで事業を創り、
社会に還元することを目的としています。
ノウフクは、農林水産省と厚生労働省による
「農業」と「福祉」の連携プロジェクトです。
障害者と農業分野での雇用の場をつなげる取組み。
全国での農福連携により新しい事業や地域コミュニティを生み出し、
全国に「福」を広げることを目指します。
平成30年度 農福連携の効果と課題に関する調査結果